リマスターCD発売時に再確認させられる自分のオタク性

ビートルズのリマスターCDボックスが発売されるという。

結構なことだ。これを機会に、多くの若者がビートルズを耳にする。そしてビートルズがさらに聴き継がれていく。
そして、それによって、ビートルズが持つ触発力が若い人々に伝播し、あたらしい音楽が生み出されていくのだとしたら、それは、音楽界にとっても、素晴らしいことではないか。

しかし、個人的には、実はあまり関心がないというのが正直なところだ。
おそらく、僕は買わないだろう。実際は、お金がなくて買えないという面もあるのだが、「While My Guitar Gently Weeps」のエンディングが長くなるとか、「Across the Universe」の新しいバージョンが聴けるとか、「SGT. PEPPER’S LONELY HEARTS CLUB BAND」のモノラル版が出るとか、それはそれで一度は聴いてみたいとは思うが、最近流行の突っ込みで言えば、「ソコかよ」という感じは否めないのだ。
また、モノラルBOXを持っていれば後々高く売れるという人もいる。こういう意見に対して、微妙に興味はそそられはするものの、自分がすることじゃないなと思ったりもするのだ。

やっぱり、僕はオタクなんだと思う。オタクというのは、作品に対して妄想的にイメージを膨らませる人種である。
その対象が何であろうと、例えば、アニメであろうと、プロレスであろうと、政治であろうと、アイドルであろうと、アートであろうと...それは二の次だ。おそらく、対象に対する関わり方こそが、オタクの本質なのである。

例えば、ビートルズの名盤・「SGT. PEPPER’S LONELY HEARTS CLUB BAND」に関して言えば、その音がステレオか、モノラルかというところではなく、「Whthin You Whithout You」のジョージの視線と「Fix a Hole」におけるポールの観点の対立物語とか、「Good Morning Good Morning」に母校を登場させるジョンの気持ちが「Strawberry Fields Forever」とどう繋がっているのかというような、考えてもどうしようないことが気になって仕方がないのがオタクなのである。

それに対して、マニアという方々がいる。ビートルズに関しても、各国のレコードを集めたり、貴重な資料を持っていたりという方向に行く人々だ。別名、コレクターともいう。「真実のビートルズ・サウンド」の著者・川瀬泰雄氏なんかは典型的なマニアなのだと思う。なにしろ、一つの部屋が全部、ビートルズグッズというのだからたいしたものだ。
また、オタクでもなければ、マニアでもない、それでもビートルズが大好きといういわゆるファンという方々もいる。数で言えば、おそらくこのファンに属する人々の人数が一番多いだろう。実際に、その対象となるジャンルをささえているのはこのファン層だと思う。
ビートルズを聴いても、妄想に悩まされることも無く、収集したいという衝動に突き動かされる事もない。ある意味、正しいビートルズファン達。今秋のビートルズリマスターCD発売時には、こういったファンを増やしてくれるようなマーケッティングを期待したいし、多分、そうしてくれることだろう。

東芝EMIが、9月9日に向けて、どういったマーケッティング戦略をとるのか、それも一興である...なんて言っていって、そっちのビジネス面での妄想をつのらせる僕は、やっぱり悲しいオタクだ。

まさむね

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