キースリチャーズは、下手であり続けても、それをコンプレックスとは思わない図太い感性において、メチャクチャカッコいいのだ。

ザ・ローリングストーンズが50周年を迎えたらしい。
先日、TBSの夕方のニュースで、独占インタビューを少し流していた。
僕は、基本的にはビートルズ派だったが、高校時代には、既にビートルズは解散していたので、リアルタイムミュージシャンとしてはストーンズ派でもあった。

「メインストリートのならず者」「山羊の頭のスープ」「イッツオンリーロックンロール」「ブラック・アンド・ブルー」「サムガールズ」といったアルバムが毎年のように発売されていた。
70年代の話である。
ただ、正直、僕の肌感覚で言えば、その頃は、ストーンズよりも、レッドツェッペリンやクィーン、ELP、ディープパーブル、ロッドスチュアート、ウィングスなんかの方が人気があったような気がする。ストーンズというのは、音楽的というよりも、どちらかといえば、スキャンダラスなイメージの方が先行していたからだ。当たり前の話ではあるが「ブラウンシュガー」とか「シスターモーフィン」っていうようなドラッグソングは、日本の中産階級の中高生が聴いてわかるような世界じゃないよね。
それでも、僕は、ストーンズの悪魔的な魅力に取り付かれていて、あのベロマークのついたTシャツが欲しくて、下北沢とか原宿とか歩き回ったという思い出がある。でも、結局見つからなかった。今から思えば、まったく、ショボい話である。

そのローリングストーンズが、いまや、50周年を迎えるという。しかも、最近、ストーンズバーというアルコール飲料も発売されていて、「Rocks Off」がテレビから流れたりすると隔世の感がするのは僕だけではないかもしれない。

じゃあ、ストーンスの魅力って何だ?かつて、ユリイカの「ローリングストーンズ特集」があったとき、坂本龍一先生は、「あの、ドッ下手の下手さがいい。」というようなことを言っていた。また、つい先日、ラジオで萩原健太さんも、こんなことを口にしていた。
「普通、50年もギター弾いていたら上手くなっちゃいますよ。でもキースっていまだに下手。絶対に、上手くならないような努力をしていに違いないww。彼はロックというものを表現するために真面目にそこに向っているんですよ。」
面白い見方、さすが萩原健太さんだ。

確かにそうである。キースは、下手であり続けても、それをコンプレックスとは思わない図太い感性において、メチャクチャカッコいいのだ。
おそらく、多くの人が彼の真似をしようとして、あの微妙にずれるギターリフは、誰も出来ていはない、と僕は思う。

まさむね

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